育児や仕事についてのノート

育児時短勤務中の公務員です。夫単身赴任、双方祖父母遠方ですがなんとかやってます。

母乳神話にまんまと引っかかった件

妊娠中にあれこれ育児について調べていると、母乳ミルク論争というものがあることを知りました。

 

なんか、赤ちゃん産まれたらお母さんが幸せそうにおっぱいあげて…ってイメージあるじゃないですか。だけどそんなスムーズなものじゃなくて、母乳って出る人出ない人の個人差が大きいんです。母乳が出ないことで自分を責めたり、ミルクで育てることで子どもの成長に悪影響がないか心配で夜も眠れなくなってしまったりという人もいるらしいです。

 そういう話をネットなどで見聞きしつつ、お医者さんの書籍などで、ミルク育児に栄養面や健康面、情緒面での大きな不利益はないし、どちらになっても大丈夫だから自分のペースで…というアドバイスを読んで、そっかー母乳で育てるにこしたことはないけど、ダメそうならミルクで育てればいいやと何となく考えていました。

で、出産後。母乳をあげてもあげても泣き続ける赤ちゃん、増えない体重…ということで毎回ミルクを足すよう助産師さんから指導がありました。

そこで、意外なほどショックを受けてしまったんですよね…母乳だけで育てられないなんて、がっかりして、自分がどこか親として劣っているような感覚を持ってしまいました。

ミルクでも問題ないって知ってたのに。

ミルクより母乳で育てる方が偉いなんてことはないんだから、どちらの授乳方法でもいいと思っていたはずなのに。

どうも私は、知らず知らずのうちに母乳育児に夢を持っていたようです。産後は体もボロボロだし、赤ちゃんはふにゃふにゃで今にも壊れてしまいそう、どうすれば泣き止むのかわからないという不安だらけ。その中で、母乳が出るという自分の体の劇的な変化があれば、安心感を得ることができるはず…という心境に陥ってしまっていたようです。赤ちゃんは泣いているのに私は十分な量の母乳をあげることができない、という辛さが、自信の喪失につながってしまいました。

こういう風にショックは受けたけど、うつ状態になるほどではなく、母乳で育てたいという気持ちに共感してもらえそうにもなかったので、家族や周囲に相談することもしませんでした。何となく残念な気持ちを抱えながら、3か月くらいまでの大変な時期を過ごしていました。

そんな状態でしたが、時間が過ぎることで母乳コンプレックスは消えていきました。生後4か月頃のことだったか、母乳とミルクをあげたあと、満腹で幸せそうな赤ちゃんの顔を見ると、赤ちゃんがお腹がいっぱいならそれが一番だ、どちらで育てるかは問題ではないのだと腑に落ち、自信が持てました。

そのように心境を変化させることができたのは、育児への慣れももちろんありますが、ミルクでも赤ちゃんの成長に問題はないし、母乳でないと愛情が伝わらないなんてことはないということが知識のレベルではわかっていたからだと思います。事前に勉強しておくと「ミルクになっちゃった!赤ちゃんが病気にかかりやすくなったらどうしよう!」だなんて不安が減ります。それでも母乳が出ないことを悲しく思ってしまうのは無理もないことですが、知識があれば、気持ちを切り替える助けになります。どうか不必要に自分を責めたり、ましてや母乳が出ないのは愛情不足だと言ってくるような心無い人たちの言葉に惑わされたりするお母さんが減りますように…と思っています。

ちなみに、7か月になった今は、寝る前と日中に1、2回ミルクを足す程度で済んでおり、母乳をあげた直後の調乳の手間が減って大分楽になりました。今となってはなぜあんなに悩んでいたのか、と思いますけど、当時は必死なんですよねー母乳をあげたいという気持ちに共感してくれる人がいればよかったなあと思いました。そして挨拶代わりに「母乳で育ててるの?」と聞かれるたびに心の中で「混合でごめんなさーい!どうせ十分おっぱい出せないダメな母親ですよ!」とふて腐れていたものですが、「そのあたりデリケートな問題なので不用意に聞かないほうがいいですよ」と言えなかった自分のことを残念に思っています。